
レーシック(LASIK:Laser Assisted in-situ Keratomileusis)は、医療用レーザーの一つであるエキシマレーザーを使用した新しい視力矯正の技術で、眼鏡・コンタクトレンズに代わる選択肢として注目を集めています。
実際にはエキシマレーザーというレーザー装置を使い目の角膜を削ることによって角膜の歪みを矯正し、裸眼での視力を回復させる手術になります。
近視、遠視、乱視はいずれも焦点が網膜上で合ってくれないがためにぼやけて見えてしまいます。そこで、レーザーで角膜を削ることで光の屈折具合を調整し、焦点を網膜に合わせて視力を矯正しようという試みがレーシック(LASIK)です。
そして、他の視力矯正手術に比べ、痛みが少なく、優れた矯正効果が得られるということで米国をはじめとする世界各国で普及している治療方法です。
もともと運動選手やコンタクトレンズに適応のない人のための視力矯正手術でしたが、プロゴルファーのタイガー・ウッズ氏を始めとする数多くの有名スポーツ選手がこの手術を受け、レーシックは一躍有名になりました。
手術件数は米国では年間200万人以上といわれていますが、日本国内においては慎重に市場成長しているようです。2000年1月に厚生省(現厚生労働省)がエキシマレーザーを認可したことから利用者が増え、すでに日本国内で2万人以上が手術を体験しています。
このような普及は、機器などの発達によるレーザー治療の精度の高さと安全性向上という点もありますが、それ以上に手術時間が20分程度であり日帰りで治療ができるという点や、ほとんど無痛に近い手術であるという点が支持をされているからです。手術後、翌日には目標とする視力にほぼ回復しているため、日常生活に支障をきたすことはないという手軽さがレーシックの最大の魅力といえるでしょう。

レーシックはレーザーの照射により角膜の屈折率を変えて視力の矯正を行う治療です。 最初に図(※レーシックのしくみ)の様に角膜の表層部分をはがします。この作業のことを「フラップを作る」と言います。
次に、露出した実質層にエキシマレーザーを照射し、角膜の屈折率を変えて近視・乱視を矯正します。 照射後、フラップを元に戻し自然治癒により元通りの角膜の形になります。 手術時間は15分~20分程度。 手術前に点眼麻酔を行いますので、手術中に痛みを感じることはありません。